平戸・生月島で後悔しない中古車選び。地元の鈑金工場がいい理由
「スーパーの駐車場に戻ったら、ドアに見覚えのないへこみがついていた」
「バックで幅寄せしたときに、壁の角でバンパーをこすってしまった」
「気づいたらフェンダーに擦り傷がついていて、いつやったのか思い出せない」
佐世保で車に乗っていると、こうした「小さなトラブル」は誰にでも起こります。ぶつけた瞬間は「あとで直せばいいか」と思っていても、いざ直そうとすると「どこに頼めばいいのか分からない」「費用の見当がつかない」と手が止まってしまう方が、私のところにも数多く相談に来られます。
私は、車の板金塗装(鈑金塗装)を20年以上続けてきた職人です。工場は長崎県平戸市生月町にあります。お客様の多くは地元・平戸の方ですが、佐世保市・松浦市から車を持ち込んでくださる方もいます。
この記事では、「佐世保で板金修理(傷・へこみを直す作業)をしてくれるところを探している」という方に向けて、直し方の違い・修理の流れ・そして一番大切な「板金工場の見分け方」を、私が現場で実際に見ていることを交えてお伝えします。
読み終えるころには、「自分の車はどう直すのがよさそうか」「どんな工場に相談すればいいか」の判断がつくはずです。

目 次
修理の話に入る前に、職人としてひとつだけ伝えたいことがあります。傷やへこみは、見た目の問題だけでは済まないことがある、ということです。
「浅い擦り傷だし、目立たないから放っておこう」——この判断が、あとで大きな出費につながることがあります。
車のボディは、鉄板の表面を塗装でコーティングすることでサビから守られています。傷がついて塗装が剥げると、その部分の鉄板がむき出しになる。ここに、佐世保・平戸・松浦という土地特有の事情が絡みます。海に近いこの地域は、潮風に含まれる塩分でサビが進みやすいのです。
先日、佐世保のお客様から「ぶつけた覚えもないのに、ボンネットがちょこちょことサビ始めた」というご相談がありました。
現車を見ると、ボンネットの表面に粒々とした細かいサビが点々と出ている。おそらく飛び石による小さな傷や、付着した鉄粉を放置していたことが原因です。私は仕上がりを見るだけでなく、「なぜこの車だけこうなったのか」を知るためにお話を伺います。
お話を聞くと、そのお客様は鉄工所にお勤めで、職場の駐車場では鉄粉が飛んでくる。しかもその鉄工所は海岸のすぐ近くということでした。鉄粉と塩分、サビの条件が二重に揃っていたわけです。

このケースでは、ボンネットは塗装をし直し、それ以外はサビがひどくなかったので鉄粉除去と磨きで対応しました。全部を塗り直せば工賃はいただけますが、必要のない再塗装はしません。傷んでいる部分だけを直し、まだ持つ部分は磨いて活かす。これが私のやり方です。
あわせて、その方には日常のメンテナンスとして、こんなことをお伝えしました。
サビは「放置した時間」と「その車が置かれている環境」で進み方がまったく変わります。海が近い佐世保・平戸・松浦では、なおさらです。
もう一件、平戸のお客様から「車の左側だけ塗装の色が褪せてきた」というご相談がありました。
確認すると、たしかに左側と右側で色褪せの進み方がはっきり違う。原因は駐車の仕方でした。駐車場が海の近くで、いつも同じ向きに止めている。しかも乗る時間が短く、止まっている時間が長い。つまり、いつも同じ片側だけに潮風が当たり続けていたのです。
この方には、まず「たまには駐車の向きを反対にしてください」とお伝えしました。そのうえで、褪せた面を磨き直して色をある程度まで復活させ、これ以上進ませないためにコーティングをおすすめしました。傷やへこみだけでなく、色褪せのような”じわじわ進む劣化”も、原因を突き止めれば打ち手があります。
へこみも同じで、表面がへこんだだけに見えても、私が気にするのは奥です。内側の骨格(車体を支える鉄の構造部分)に力が残っていると、ドアの開閉が渋くなったり、走行中に「コトコト」と異音が出たりすることがあります。だから見せていただくときは、へこみそのものより、パネルの隙間が左右で揃っているか、立て付けが変わっていないかを先に見ます。
傷やへこみを放置したときのリスクは、別の記事「車の傷を放置するとどうなる?鈑金工場が教えるリスクと対策」でも詳しく書いています。「まだ大丈夫かな」と迷っている方は、あわせて読んでみてください。
お伝えしたいのはシンプルなことです。傷やへこみは、範囲が小さく・浅いうちに直すほど、手間も費用も少なく済みます。「気になっているけど後回しにしている」という方こそ、直すかどうかは別にして、まず一度見せてください。見るだけなら、その場で決めていただく必要はありません。
「傷・へこみ修理」といっても、車の状態によって最適な直し方は変わります。私が現車を見て、どの方法を選ぶかを判断するときの考え方とあわせて紹介します。

板金塗装とは、へこんだ鉄板をもとの形に戻し(板金・鈑金)、その上から塗料を塗って周囲の色と合わせる(塗装)修理方法です。いわゆる「板金修理」と呼ばれる作業で、傷・へこみ修理の基本。多くのケースがこれで対応できます。
へこみを裏や表から少しずつ叩き出したり引っ張り出したりして、もとの滑らかな面に近づけていく。そのあと下地(塗装の前に表面を整える作業)を整え、車体の色に合わせて調色した塗料を吹き付け、最後に磨いて仕上げる——文章にすると数行ですが、私がもっとも神経を使うのは最後の「色合わせ(調色)」です。
同じ「白」でも、新車のときの白と、10年潮風を浴びた白は別物です。隣のパネルの退色に合わせて、白に少しだけ黄色や別の色を混ぜて寄せていく。ここで手を抜くと、直した部分だけが浮いて「いかにも修理しました」という車になってしまいます。「もとからそこに傷はなかった」と思ってもらえるかどうかは、この調色で決まります。キャリアの差が一番出る工程です。
板金塗装そのものについては「鈑金塗装って何?自動車修理のプロが完全解説!」でさらにくわしく書いています。
傷が浅く範囲も狭いときは、パテ(へこみやすき間を埋める補修材)で表面を整えてから、その部分だけを塗る方法をとります。ドアの角の擦り傷など、範囲が限られたケースです。
ただ、部分的に塗り直すと、退色した周囲との差が出やすい。だから私は「どこまでぼかして周囲になじませるか」を、傷の位置とボディカラーを見て決めます。範囲を欲張らず、境目を消せる範囲で仕上げるのがコツです。
傷やへこみが深く鉄板が大きく変形している場合や、バンパーのように割れてしまった部品は、無理に直すより交換したほうが仕上がりも安全性もよいことがあります。
ここは職人として正直に言います。「叩いて直せば工賃はいただけるけれど、この鉄板は伸びきっていて、直しても数年でまた歪みが出る」——そう判断したら、私は交換をおすすめします。直せるものは直す、換えたほうがいいものは正直に換えを勧める。どちらがそのお客様の車にとって得かを見極めてお伝えするのも、私の仕事だと思っています。
最適な直し方は、車の状態次第です。だからこそ「まず現車を見せてもらうこと」が、納得のいく修理への第一歩になります。
車の傷・へこみを直せる場所は、板金塗装の専門工場だけではありません。ディーラーやカー用品店でも受け付けています。それぞれ得意分野が違うので、正直なところをお伝えします。
どこが良い・悪いという話ではありません。ただ、「きれいに・確実に直したい」「原因から相談したい」という傷・へこみ修理では、専門工場が向いていることが多い、と職人としては感じています。
「修理に出したら、どのくらいで戻ってくるの?」「その間、車はどうすればいい?」——初めて頼むときは、こうした不安がつきものです。ABFGでの、相談から納車までの流れをご紹介します。

まずは電話か問い合わせフォームからご連絡ください。「駐車場でこすった」「ドアがへこんだ」など、状態をざっくり教えていただければ大丈夫です。可能なら、傷やへこみの写真を撮っておいていただくと、その後の話が早いです。佐世保など遠方の方には、写真・動画で先に状態を見せていただき、来店前におおよその見通しをお伝えすることもあります。
実際に車を見せていただき、傷・へこみの範囲・深さ・部位、そしてサビの有無を確認します。そのうえで、どう直すのが最適か、どのくらいの費用と期間がかかるかをお伝えします。
修理費用は、傷の大きさや部位、直し方によって大きく変わります。ですから「この傷ならいくら」と一律にはお伝えできませんが、見積りのときに「なぜその費用になるのか」を必ずご説明します。工場によって見積り金額が違う理由は「なぜ見積り金額が工場によって違うのか?その理由を解説」に書いています。
見積りに納得いただいてから作業に入ります。「今回は見送る」という判断ももちろん問題ありません。無理にすすめることはしません。
板金・下地処理・塗装・磨きと、工程を一つずつ進めます。期間は傷の程度によって数日から、範囲が広ければもう少しかかることもあります。お急ぎの事情があれば、遠慮なくおっしゃってください。
仕上がりを一緒に確認していただき、問題なければ納車です。修理の間の足が心配な方には、代車のご用意もあります(台数に限りがあるので、事前にご相談ください)。
「こんな傷でも直せる?」「まずは費用の目安だけ知りたい」——その段階の相談で構いません。佐世保・平戸・松浦で車の傷やへこみにお困りなら、状態を見せていただければ、最適な直し方と見積りをお伝えします。まずはお気軽にABFGまでご連絡ください。
ここが一番お伝えしたいところです。傷・へこみ修理は、どの工場に頼むかで仕上がりも費用も大きく変わります。「近いから」「安そうだから」だけで選ぶと、あとで後悔することがあります。同じ職人として、私が「逆の立場なら必ず確認する」5つのポイントを挙げます。
信頼できる工場かどうかは、見積りの説明の丁寧さに表れます。「一式いくら」で終わらせず、「どの部分に、どんな作業を、なぜするのか」を説明してくれる工場を選んでください。
安さだけで飛びつくのは危険です。極端に安い見積りは、下地処理を省いていたり、あとから追加が出たりすることがあります。逆に高い場合も、その理由をきちんと言えるかどうかが判断材料です。**質問に、納得できる言葉で答えてくれるか。**これが最初の関門です。
板金塗装は、職人の腕が仕上がりに直結します。特に、周囲の色に違和感なくなじませる調色は、経験の差が出やすい。カタログの写真ではなく、実際に直した車や、その工場で仕上げた塗装面を見せてもらえるかを確認してみてください。太陽光の下で、直した箇所と周りのパネルの境目が分からなければ、腕は確かです。実際、他店で直した箇所の色が合わない、塗装が甘いといった相談を受けることもあります。だからこそ私自身、「きれいに直っていること」を何より大事にしています。
傷・へこみ修理では「保険を使って直すか、自費で直すか」で悩む方が少なくありません。これは修理費用と保険の条件を照らし合わせないと決められません。どちらが得か一緒に考えてくれる工場を選ぶと安心です(判断の目安は後半で解説します)。
車は毎日の足です。修理の間に足がなくなると困る方も多いはず。代車の相談ができるか、納期の希望に配慮してくれるか——実際に頼むうえで大事なポイントです。
修理で部品を交換する場合、新品部品やリビルト部品(品質を保って再生した部品)には、それぞれ部品ごとの保証が付きます。一方、費用を抑えるために中古部品を使うと、保証が付かないこともあります。**どの部品を使い、保証があるのかないのかを、作業前に正直に言ってくれるか。**私はここを必ずお伝えするようにしています。直して終わりではなく、そのあとも付き合える相手かどうかを見てください。
工場選びのポイント③でも触れましたが、傷・へこみ修理で多くの方が迷うのが「保険を使うかどうか」です。もう少しくわしくお伝えします。

自動車保険(車両保険)を使えば、修理費用の自己負担は抑えられます。ただ、多くの傷・へこみの修理は「3等級ダウン事故」にあたり、保険を使うと翌年の等級(保険の割引ランク)が3つ下がって、その後およそ3年間は保険料が高くなります。この上がった分の合計が修理費用を上回ってしまうと、「保険を使わず自費で直したほうが安かった」ということになりかねません。
判断の目安は、修理費用の見込みと、保険を使ったときに上がる保険料の差です。修理費用が保険料の上昇分より十分に大きければ保険を使う意味がありますし、そうでなければ自費修理も選択肢に入ります。
とはいえ、これを自分で計算するのは簡単ではありません。ですから私は、見積りのときに「この金額なら、保険を使うより自費のほうが結果的に安いかもしれません」といったところまで、一緒に整理するようにしています。損をしない選択をしていただくのが、長く付き合っていただく一番の近道だと思っているからです。
「佐世保で修理を探しているのに、平戸の工場?」と思われるかもしれません。たしかにABFGは平戸市生月町にあり、佐世保市内からは車で1時間ほど。早岐・大塔・日宇のあたりからなら、西九州自動車道を使うと来やすいルートがあります。正直に言えば、私のお客様の多くは地元・平戸の方で、佐世保から来られる方は決して多くはありません。それでも、わざわざ足を運んでくださる方がいます。
ひとつは、この土地のサビを知っていることです。先にも書いたとおり、佐世保・平戸・松浦は潮風でボディがサビやすい。私は同じ環境で20年、傷とサビに向き合ってきました。だから表面をきれいにするだけでなく、「サビを繰り返させない下地処理」に手を抜きません。板金塗装は、近さや価格だけでなく「どれだけきれいに、そして長持ちする形で直るか」で選ぶ価値のある仕事だと思っています。
もうひとつは、代表である私が直接見て、正直に話すことです。受付の人を通さず、車を見た本人が「ここはこう直します」「これは直すより換えたほうが得です」とお伝えする。「この費用をかけて直す価値があるか」といった相談にも、職人の目線で正直にお答えします。
佐世保から来てくださる方には、昔からのお得意様や、平戸から佐世保へ引っ越されたお客様が多くいます。住む場所が変わって距離ができても、車が傷ついたときにまた戻って来てくださる——これは職人として、何よりありがたく、誇りに思うことです。原因まで突き止めて、必要な分だけを正直に直す。その一台ずつの積み重ねが、遠くても任せていただける関係につながっているのだと思います。
佐世保市はもちろん、平戸市・松浦市・生月町エリアで車の傷・へこみにお困りの方は、まずは状態を見せていただくところからで構いません。写真・動画での事前相談にも対応しています。

Q. 小さな傷やへこみ1か所でも修理してもらえますか?
A. もちろんです。ドアの小さな擦り傷1か所からお受けしています。むしろ、小さいうちのほうが手間も費用も少なく済みます。
Q. 見積りや相談だけでも大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。見積り・相談だけで構いません。その場で修理を決めていただく必要はありませんし、無理におすすめすることもしません。
Q. 佐世保から行くので、先に費用感を知りたいのですが。
A. 写真や動画で状態を送っていただければ、来店前におおよその見通しをお伝えできます。遠方の方はまずお問い合わせください。
Q. 修理の間、車がないと困ります。代車はありますか?
A. 代車のご用意があります(台数に限りがあるため、事前にご相談ください)。
Q. 保険を使ったほうがいいか分かりません。相談できますか?
A. 見積りとあわせて、保険を使う場合と自費の場合のどちらが向いていそうかを一緒に整理します。損をしない選び方をご案内します。
最後に、この記事の要点を整理します。
車の傷やへこみは、放っておいても自然には直りません。けれど、信頼できる工場に相談すれば、「もとからそんな傷はなかった」と思える仕上がりを目指せます。
私は板金歴20年の職人として、佐世保市・平戸市・松浦市エリアのお客様の車を、一台ずつていねいに直してきました。「この傷、直せるかな」「まずは費用だけでも知りたい」——そんな段階の相談も歓迎です。**見積りだけ・相談だけでも、もちろん問題ありません。しつこい営業はしませんので、安心してご連絡ください。**佐世保からのご来店・お問い合わせも、写真・動画での事前相談も、お気軽にどうぞ。
FAQ
はい、見積もりは無料です。
お気軽にお車をお持ち込みいただくか、お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
写真をお送りいただいても概算のご案内が可能です。
損傷の程度・箇所・車種によって異なります。
バンパー修理は18000円~、フェンダー鈑金塗装は25000円~、ドアのへこみ・傷修理は30000円~が目安です。
まずはお気軽にご相談ください。
もちろんです。見積もりのみのご来店も大歓迎です。
その場でご依頼いただく必要はありませんので、お気軽にお越しください。
損傷の程度に、お客様の混み具合により異なります。
軽微な傷・へこみであれば1週間程度、広範囲の鈑金塗装が必要な場合は2〜3週間前後かかることがあります。
お預かり前にあらかじめお伝えします。
はい、対応しております。
保険会社へのご連絡・手続きのサポートもいたしますので、まずはご相談ください。
等級への影響なども含めてご説明いたします。
ご加入中の保険の特約によって、代車としてレンタカーをご用意することも可能です。
私たちについて
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