先日、施行事例にも掲載しましたが、当工場にて初めてお車をご購入いただきました。
今回のお客様は中古車をご希望でしたので、オークションに出品されているお車の中からご希望に沿うものをお探しし、ご提案しました。
私はこれまで自動車鈑金塗装をメインに働いてきましたが、お客様からお車を探して欲しいというご要望をいただくことも多く、新車・中古車問わずに多くのお車を販売してきました。
前職・前々職では自動車販売店の店長も経験しました。
これまでの経験を元に、当工場でも各販売ディーラーや中古車オークションと提携し、お車の販売を展開してまいります。
中古車販売の注意点
自動車販売、特に中古車販売には難しい点が多いです。
実車が見れない
オークションからの仕入れとなると実車を見ずに購入することになるので、オークションに公開されている情報(査定票や画像など)を元に判断しなければならず、かなりの経験値が必要となります。
査定票でチェック
オークションの査定表には車の外装について傷や凹みの具合が記号で記されることになるので、鈑金塗装の知識も必要です。加えて出品会場によって査定票のちょっとしたクセもあるので、それこそ経験がないと痛い目に遭ってしまうこともあります。
もちろんお客様には私がチェックした情報を分かりやすく解説しながら、ご希望に沿うお車を選んでいただきます。
新車販売の注意点
新車の場合は不具合などに関する心配はほぼありませんが、別の注意点があります。
オプションが複雑
最近のお車はオプションを選ぶことが難しく、「カタログをみてもさっぱり分からない」というお客様も多いです。特に単品ではなく複数の用品がセットになっているオプションが各メーカーに設けられていて、私でもカタログをじっくりみないと間違えてしまうことがあります。
また「同時装着が不可のオプション」「オプション品なのに上位グレードには標準装備の場合がある」などの罠が潜んでいます。
納期がバラバラ
最近の車業界のゴタゴタのせいもあり、各メーカー、各車種で新車の納期がバラバラです。1ヶ月ほどで納車可能な車種もあれば納車まで2年かかるという強者もいます。
過去の経験から「1、2ヶ月も待てば納車できるだろう」と考えていると痛い目を見ることになるので、お車購入を検討中の方は早目に動いた方が良いです。
EV車(電気自動車)はちょっと待って
以前コラム記事にもしましたが、ここにきてEV車の購入は慎重になった方が良いと考えています。
というのもここに来てEV車市場が減速気味です。(2024年4月現在)
ネガティブニュースが頻発
EV車の大規模導入を進めていた米レンタカー大手ハーツは、保有するEV車の約3分の1にもなる約2万台を売却することを決めました。
またアメリカ政府は新車販売の普通乗用車に占めるEV車比率を2032年までに67%とするという目標を掲げていましたが。この目標を35%まで大幅に引き下げました。
このようなEV市場にとって逆風となるニュースが世界各国で見られ、むしろハイブリッド車(ガソリン&電気)に追い風が見られています。
EV車が普及していくことは間違いないと思うものの、その速度は明らかに鈍化しましたし、普及が進まないということはインフラも整いづらく、特に地方のユーザーにとっては利便性に乏しいと言わざるを得ない状況です。
EV車の購入は、やはりしばらく慎重にならざるを得ません。
自動車の販売を始めましたので、新車・中古車・EV車購入時の注意点を簡単にまとめてみました。
自動車購入をご検討の方にお役に立つと幸いです。